【作業】補修なくして成功ナシ! 高耐久シーリング材で長持ちさせよう

補修なくして成功ナシ! 高耐久シーリング材で長持ちさせよう

ここではシーリング材の特徴を紹介。様々な機能を持つ高性能塗料の登場に合わせてシーリング材もw進化している。高性能なシーリング材に行いても理解を深めよう。

 

シーリングの常識を覆す高性能シーリング材が登場

シーリングには3つの特徴がある。1つ目は経年劣化で硬くなること。柔らかくして形を変えやすくするための「可塑剤」が硬くなり、切れや劣化の発生を促進させてしまうからだ。2つ目の特徴は、種類によって耐久性に違いがある点。3つ目は長持ちする秘訣が高耐候である点。日々、紫外線などのダメージを受けているシーリング材は、劣化するとヒビ割れが発生。紫外線や雨に対する強さ、いわゆる耐候性の違いが長く使用できるかを大きく左右する。近年では高機能塗料に合わせて、シーリング材も進化。高耐候性ポリマーを配合し、長時間柔軟性を保つことができる「オートンイクシード」などが登場している。

 

引っ張り接着性試験による耐久性比較

「オートンイクシード」は「可塑剤」を使用せずに、驚異の柔軟性を実現、劣化の原因となる「可塑剤」をなくし、高分子希釈剤を使用することで、硬くなりがちなシーリングに柔軟性を持たせることに成功した。

 

美観の維持

水・熱・紫外線などの劣化分子に対して長期的に耐えることができ、より長く美観を維持。サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性比較実験の結果、想定20年の香対抗力を発揮

 

手間がかからない高耐候性を維持

サンシャインウェザーメーターで紫外線・温度・湿度などの屋外の条件を人工的に再現し、劣化を促進させ、製品、材料の寿命を予測する設備で耐候性を調査。3000時間後には、一般的なシーリング材と大きな違いが現れた。

 

塗装後の経年汚染性比較

一般的なシーリング材は、時の経過とともに可塑剤が抜けて硬くなる。また流出した可塑剤は汚れの原因に。「オートンイクシード」なら長期間柔軟な状態を維持。

塗料の美観を邪魔しない塗装性

可塑剤などの抽出成分を含まないので、仕上げ塗装を犯すことなくきれいな外観を実現。塗装性に優れ、塗装をしても塗料の美観を妨げない。

 

3回塗って耐久性アップ!

塗装の鉄則は手塗りローラー工法3回塗り

外装塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本。どれも塗装後の美観や耐久性をさゆうする重要な工程ともいえる。それぞれの工程の役割と必要性を知っておこう。

 

塗残し防止や耐久性を上げるために

 

下塗りは上塗りを長持ちさせ、きれいに仕上げるために必要不可欠。上塗り剤は耐候性、低汚染性、防カビ、防藻性等の機能を持つが密着性に欠けるため、接着剤のような役割を持つ下塗り材が必要となる。中塗りと上塗りは同じ塗料を使用。人の手で行うと祥には限界があり、1回の上塗りでは、かすれや薄い部分が出てきてしまう。2回目の上塗りを行うことで、完全な外壁・屋根塗装に仕上げることができるのだ。「3回塗り」は耐久性の面でも美観の面でも必要作業だといえる。

 

下塗り塗料の種類と特徴

下塗り材にも目的と用途に合わせて、豊富な種類が存在。最近では様々な機能を備えた微弾性フィラーが主流となっている。

 

プライマー

上塗り塗料との密着効果を高める接着プライマーや、鉄材などに塗るサビプライマーなど、k脳に応じた種類がある。

 

シーラー

上塗り剤が下地に吸い込まれてできる村を抑えるためにシールする役目を持つ。プライマーとシーラーはほぼ同じ目的の下地調整剤

 

サーフェイサー

中間に塗ると、サンドペーパー等で平たん化する作業を軽減。上塗り塗料の重ね塗りもできる

 

フィラー

下地の凹凸やヘアークラックなどを補修する場合に使用

 

微弾性フィラー

最近主流の下塗り材。通常のフィラーよりも膜厚をつけることが可能。彗星で環境にやさしく、クラック補修もできる

 

3回塗りの工程

四幕の厚みを十分に確保し、長期にわたって美しい外観や性能を保持するためには、下塗りと中塗り、上塗りに分けて施工する3回塗りを知っておこう。

 

下塗り

既存塗膜や下地の状況に応じて下塗り材を選定して塗装

 

中塗り

長く美観や機能性を保持するために、塗膜の厚みを十分確保する

 

上塗り

事前打ち合わせで決められた色の塗料を塗装して完成

 

POINT

塗りムラがないかはココでチェック!

中塗りと上塗りの塗料を、同じ種類の違う色で塗ってもらえば、1工程を省くような手抜きを見抜ける

 

リフォームの死角になりがちな屋根

外壁と一緒に屋根の状態も確認しよう

リフォームをするときに、意外にわすれられがちな屋根。建物の中で最も過酷な環境にさらされている屋根こそメンテナンスが必要だ。

 

外壁よりも過酷な環境:屋根は家を守る大切な場所

 

目の届かない屋根こそ定期的なメンテナンスを

壁の嫌味や設備の不具合には気づいても、屋根までは目が行き届かないもの。屋根は、紫外線や熱、雨風を直接受ける過酷な環境に常にさらされるため、家の中でも最も傷みやすい場所の一つだ、屋根の劣化が原因で構造材が腐食を起こしてしまうケースもあるので早目のメンテナンスを心がけよう。

 

屋根の主な雨濡れ原因

  • 家を建てた時の施工不良

施工業者の未熟な工事→築年数が浅い場合は施工してもらっった業者に早めに相談しよう

 

  • 屋根の劣化

築10数年が裁ち、屋根材が劣化した場所から雨水が侵入。

 

  • 屋根の破損

矢威風による屋根飛散や、自信による瓦破損など損傷箇所から雨水が侵入。

 

  • 雨樋のつまり

雨樋からあふれた雨水が壁などから内部に侵入

 

  • 太陽光発電や温水器設置個所から

穴をあけて設置したため、不適切な処理やシーリングの劣化箇所から雨水が侵入。

 

屋根塗装

屋根塗装に適した高機能な塗料が主流

 

屋根塗装の主流は、コスパに優れるシリコン樹脂と約10年の期待耐候年数を誇るフッ素樹脂、さらには超高耐候の向き塗料。様々な種類があるので、じっくり吟味しよう。

 

屋根塗料いろいろ

屋根の塗料も選択肢が多い。ここでは3つの代表的な塗料を紹介。

 

シリコン

一番主流の塗料。紫外線に強く、汚れも付きにくい。期待耐候年数は、約8年でコストパフォーマンスも高い

 

フッ素

値段は高価だが、シリコン塗料に比べ約10年以上という高耐久性がある。光沢もあり美しく仕上がる塗料。

 

無機

3種の中で最も高価だが、約15年以上の抜群の耐久性がある。セルフクリーニング効果も有、汚れが付着しにくくライフサイクルコストも抑えることが可能。

 

 

POINT

施工上の注意点:屋根材が重なる部分に隙間を持たせる

例えばコロニアル屋根は、ベニヤ板の上に防水シート、その上にコロニアル屋根瓦という3層構造になっている。しかし、塗装工事で屋根材同士の隙間がなくなると湿気の通気が取れず痛みの原因に!そこで次のような施工が必要になってくる。

 

適切な隙間で湿気を逃す

丁寧に施工しても、屋根の通期のための隙間を塗膜が埋めてしまうことはなかなか避けられず、と戸で脱がせない湿気や雨水が内部に侵入し、ベニヤ板を腐食させて雨漏りの原因となる可能性も。よって、最終工程として屋根瓦の重なり部分を1枚ずつきる「縁切り」の作業が不可欠

 

屋根を傷つけない“タスペーサー”

縁切りの代わりに屋根材の間に「タスペーサー」といわれる部材を差し込み、適切な隙間を確保する方法も。縁切りでは瓦を着ず透ける可能性が大きいので、タスペーサーの設置が有効。平均1000個前後必要だが、作業時間は2~3時間で済む。3~5万円のこすと増が見込まれる。

 

屋根+外壁セットにすればリフォームがもっとお得に

屋根+外壁セットで足場台を削減

リフォームは、本体の工事以外にも必要な費用がある。それを節約することは、できるだけ工事をまとめて行うことがポイントだ。

 

屋根+外壁リフォームで“消え物”の代金を節約

屋根リフォームには屋根そのものの工事のほかに、足場組立と撤去工事費用が必要になる。この費用は何か形が残るものではないため、いわば“消え物”の代金。屋根リフォームのためだけに支払うのはもったいない。結局、屋根も外壁も新築時に同党グレードの塗料が使われているため、どちらもメンテナンスが必要な時期は同じ。“消え物”の代金を考えると、外壁と屋根のリフォームを一緒に行う方がお得ということになる。

出典:株式会社ザメディアジョン「外壁・屋根リフォーム専門書GAISO Vol.2 WALL&ROOF REFORM」